融資の際の重要財務指標 債務償還年数(適正な借入金の目安)


稼いだキャッシュによって

何年で借入金を返済できるか?を計算するものです。

銀行は、この債務償還年数を用いて企業の格付けを行います。

それは、融資するお金の返済能力が、その会社に

あるかどうかを見るのに、適した財務指標だからです。


〈債務償還年数の算式〉

債務償還年数=要償還債務÷営業キャッシュフロー

  ※要償還債務=借入金・社債・割賦の未払金−正常運転資金

      (注)正常運転資金=営業債権+棚卸−営業債務

  
  ※営業キャッシュフロー=経常利益+減価償却費−法人税等

      
(注)上記で経常利益を採用しているのは、臨時発生の特別損益を

          除外して、毎期経常発生する経常利益を基準とするためです。



【債務償還年数の活用法】

基本的には、借入期間5年で融資を申し込む場合には、

上記算式による数値が5以下(5年以内で返済できる能力あり)が

目安となります。5超であれば、返済原資を新たに他所から

資金調達する必要があると言う事になります。

ですので、この債務償還年数は借入金が適正額となるように

コントロールする目安の指標として活用して下さい。


また広く一般的には、債務償還年数が10年以内であれば

良好な財務状況と判断されます。(10年超であれば、

問題ありと判断されます) ですので、既に借入金が過大気味の

企業の場合には、この10年を一つの目安として、

経営の計画を立てて、借入金を徐々に減らしていって下さい。