会社の健康診断 売上債権回転月数(売上に季節変動等がある場合)

売上債権回転月数  代金回収の早さを見る

(注)売上債権…貸借対照表の売掛金と受取手形


資金が固定化してしまう原因の一つとしては、売上債権回転月数が  

  長くなっているということが考えられます。

  
具体的にいうと売掛金の滞留や

  受取手形が長期化していると言う事です。

  これら受取勘定が、どのくらいの期間で回っているのかを

  あらわしているのが、売上債権回転月数なのです。

  もちろん、回転月数は短ければ短いほど

  売上債権を素早く回収していることを表しますので

  良好な状態であると言えます。


(売上に季節変動等がある場合の売上債権回転月数)

一般的に、中小企業の場合には月々の売上に波がある


想定されますので、下記の算式で売上債権回転月数を算定

する方が、より的確に実態を把握できると思われます。

【算式】売上債権回転月数
          =売上債権(注1)残高から

      各月の売上高を控除して算定する。


(例)・3月末の売上債権残高…9,000千円

   ・3月の売上・・・3,000千円
    2月の売上・・・4,500千円
    
1月の売上・・・3,750千円

〈3月の売上債権回転月数の計算〉
@9,000千円−3,000千円(3月の売上)=6,000千円・・・1ヶ月(30日)
A6,000千円−4,500千円(2月の売上)=1,500千円・・・1ヶ月(30日)
B1,500千円÷3,750千円(1月の売上)=0.4ヶ月(12日)←0.4ヶ月×30日
      合計 (売上債権回転月数)=2.4ヶ月(72日)
  

※3月末のの売上債権9,000千円は、
 
  
3月・2月の売上分が全部残っていて

  1月の売上のうち12日分(0.4ヶ月分)が

  残っていますので、合計して

  2.4ヶ月分の売上債権が有ると言う事になります。



〈売上債権回転月数の活用法〉

1.自社の債権管理に役立てる

・・・
上記の例で言いますと、2.4ヵ月分の実際の売上債権残高と

  得意先との契約書(覚書)等から算定した

  理想的な売上債権残高とを比較します。

  差異がある場合には、原因を分析して

  自社の債権の管理に役立てて下さい。